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zoom RSS 「地方自治、民主主義に大きな禍根を残す」不当判決

<<   作成日時 : 2016/09/17 09:41   >>

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 沖縄戦で亡くなった人たちの名を刻む「平和の礎(いしじ)」は、沖縄本島南部の摩文仁(まぶに)に立つ。元沖縄県知事の大田昌秀(まさひで)さんにとっては学徒兵として戦ったところだ。知事時代、大きな問題にぶつかって悩んだときにここを訪れたと、著書にある。

 1995年9月もそうだった。米軍が軍用地を使えるよう知事が地主の代理で署名する慣行に従うか、拒否するか。「無惨な姿で斃(たお)れていった多くの学友たち」の顔が浮かんだ。署名を拒み、後に国から訴えられた。

 それから20年、基地問題で沖縄県はまたも国から訴えられ、敗れた。今度の論点は、普天間飛行場の辺野古移設だった。先月の福岡高裁那覇支部での翁長雄志(おながたけし)知事の言葉にうなずく。「日本の地方自治、民主主義に大きな禍根を残す」

 「抑止力」は他の国に対するよりむしろ、沖縄に向けて働いているかに見える。東村(ひがしそん)高江周辺のヘリパッドの移設工事では、抗議の人びとの頭を越えるように自衛隊機が工事車両を運んだ。県外から機動隊が投入され、取材記者も排除された。

 高裁判決は「互譲の精神により多少なりともましな解決策を合意することが……地方自治法の精神から望ましい」と付言はしたが、そうした解決は「困難である」とさじを投げた。辺野古移設を「唯一の解決策」とする国の主張をほぼ認めた。

 白か黒かをはっきりさせることで、本土と沖縄の分断がさらに深まっていく。私たちはもう、「多少なりともましな解決策」すら望むことができないのだろうか。

     9月17日付 朝日新聞「天声人語」より


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