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zoom RSS きょう原爆忌

<<   作成日時 : 2016/08/06 12:24   >>

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 スクリーンに次々と、幼い少年たちの顔写真が映る。公開中の映画「いしぶみ」は、旧制広島第二中学校1年生の記録である。生徒300人余と先生4人が解体された建物のかたづけを始めようとした矢先に、原爆が投下された。数日のうちに全員が亡くなった。

 子どもたちの最期をつづる遺族の手記を広島テレビがかつてまとめた。それを俳優の綾瀬はるかさんが朗読する。熱線と爆風に見舞われ、川へ逃げた生徒たちは手をつないで軍歌「海ゆかば」を歌う。泳げない子は、「ぼくらは先に行くよ」と流されていった。

 残された言葉の数々がある。朝日俊明くんは大勢の友の死を知り、米国を「やっつけてやる」と叫んだ末に息絶えた。松井昇くんは見舞いに来た友だちに、「オーイ、あすは水浴びにいこうや」と語りかけた。

 高田文洋くんは、ようやく会えた母親に「このあいだもらった一学期の成績はよかったでしょう」との言葉を残した。山下明治(めいじ)くんは原爆投下から3日後に亡くなった。「いっしょに行くからね」と思わず言った母親に「あとからでいいよ」「お母ちゃんに会えたからいいよ」と答えた。

 極限の痛みに耐えながら、子どもたちは最期まで軍歌をうたい、敵国を憎み、親に気遣いをみせた。模範的な生徒であり、よき息子であろうとする姿が、あまりに切ない。

 そこに人が原爆を落とさなければ、彼らはどんな大人になっただろうか。私たちは何度でも悲しみ、怒らなければならない。71回目の原爆忌である。
       8月6日付 朝日新聞「天声人語」より

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 夾竹桃の真っ赤な花を見ると、なぜか広島のあの暑い夏を思います。

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