スーパーでふと、缶入りのあめが目に留まった。故野坂昭如さんの小説を原作にしたアニメ映画「火垂るの墓」に登場する商品だ。太平洋戦争末期の戦災孤児のきょうだいを描いた悲しい物語が思い出され、胸が締め付けられるように痛くなった。 映画では、4歳の妹が何度もあめをおいしそうになめる姿が描かれている。空き缶に水を入れて残った甘さを味わう場面は特に印象的。そうした場面が急に頭をよぎったのも、昨年自分に長男が生まれたからか、それともテロの発生など世界情勢が大きく変化しているからだろうか。 もうすぐ71回目の終戦記念日。未来の子どもたちが戦災に巻き込まれぬよう、今何ができるのか。改めて考えたい。 徳島新聞8月2日付「閑話小題」より (巽佑策) この記事を読んで30年も前に、幼い二人の息子とこの映画を観たのを思い出しました。 その中で妹の節子がドロップが大好きで、衰弱し何を食べたいかを聞かれ、最後に「またドロップなめたい」と言ったシーンは、涙がとまりませんでした。 憲法9条を変えて、戦争への道を進もうとしている安倍政権。本当に今、私たちに何ができるのか。いっしょに考えましょう。 |
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