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zoom RSS 鉛筆と平和

<<   作成日時 : 2015/12/13 20:24   >>

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 「国も鉛筆を買う。だから、政府も一般国民と同じ『私人』だ」―信じられない強弁に心が冷える。年忘れの時季にも、忘れてはいけない言葉。
 防衛省沖縄防衛局が、沖縄・辺野古の埋め立て承認取り消し処分は違法として、本来は国民のための制度である行政不服審査を使い「私人の立場」で効力停止を申請した、その正当性を言い立てた。ちなみに「国が知事を訴えた」代執行訴訟の際は「公人の立場」とか。

 では、辺野古移設は「私的利益か」と問われると答えない。裁判長は「私人という言葉を不用意に使うのはいけない」と苦言を呈したという。国民をねじ伏せる方便としての私人ではなく、血の通った個人に尋ねたい。「その鉛筆で、未来を描けますか」と。
 「一本の鉛筆があれば 八月六日の朝と書く 一本の鉛筆があれば 人間のいのちと 私は書く」…。美空ひばりさんの名曲「一本の鉛筆」を思い出す。広島・長崎への原爆投下と敗戦から70年。しかし沖縄は今なお基地問題に翻弄(ほんろう)され、自国の政府から攻撃にさらされ続ける。
 「人間の誇りと尊厳をかけた戦い」。翁長雄志知事は就任1年に合わせ「戦う民意」(角川書店)を著した。国の軽々しい例え話と、重い決意と。一本の鉛筆が生み出す言葉と心の彼我の距離はあまりに遠い。
 「一本の鉛筆があれば 戦争はいやだと 私は書く」。祈りの歌声に耳を傾けつつ、平和と記すために鉛筆を握り直す冬。
 2015年12月13日(日)愛媛新聞ONLINE「地軸」より


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